自衛隊での【本当の個人情報】とは何なのか その本質に迫ります!
こんにちは!
つかおんです!
王様のブランチを見ながらブログ書いてます。
笹川アナ第1子出産おめでとうございます!!
今はゆっくり休んで、仕事に子育てに頑張ってください!!
そんなこんなで今回は自衛隊の個人情報について話していきたいと思います。
あまり詳しいことは書けませんがある程度のところまでということで。。。
ではどうぞ。
自衛隊での個人情報の位置付け
近年、個人情報の取り扱いは10数年前では考えられないくらい厳しくなりました。
これは2003年に成立した個人情報保護法のためです。
簡単にいうと個人情報を所持して用いている事業者は、適切に個人情報を取り扱わないと罰せられますよ、という法律ですね。
これにより自衛隊でも個人情報はかなり重要な位置付けとして教育されるようになりました。
プライバシーが重視される時代になってきたということです。
自衛隊での個人情報の取り扱い
この法律によって今まで良かった訓練風景の写真を撮ることや、職場への私物のパソコンの持ち込み、可搬記憶媒体の取り扱いなどが厳しくなりました。
自分が入隊した2002年頃は、訓練風景の写真を撮ってそれを新聞のような形にして作っていたのですが、それも禁止になりました。
今では職場への携帯電話の持ち込みも制限されていて、所定の場所に置くことが義務付けられました。
また訓練だけでなく、隊員の健康状態や通院状況なども、もちろん個人情報です。
通院したならば部隊患者名簿という簿冊に所定の事項を書かなければなりません。
こちらの取り扱いには多いに疑問があるので書いていきたいと思います。
しかしこの法律に縛られて、時代についていけない弊害も出てきているように自分は思います。
宝の持ち腐れ感がハンパない・・・。
まぁ弊害とまでいかなくとも少しは時代の変化についていってもらいたいと自分は常々思っていました。
せっかくある良いものをあえて使わないことには疑問を感じます・・・。
スマートフォンの写真機能の禁止
自衛隊では職場内で許可を得ず写真を取ることを禁止しています。
訓練風景や演習の概要等が書いてある文書はもちろん駄目ですが、連絡事項で、持ち物や出発時間などが書いてあるA4のザラ紙などは、むしろ写真で撮った方が確実な気がします。
もちろん漏洩したら駄目というのは重々承知ですが・・・。
連絡事項くらいは・・・。
例えばメリットとして、
・メモしている時間を違う仕事に当てることができる。
・文字の書き間違いによるミスをなくす事ができる。
・濡れて文字が見えない等の不測事態がない。
・紙を使わないことによるエコ。
どうでしょうか?思いついただけでこれだけあります。
これを使わない手はないのではないのでしょうか?
LINEの禁止
自分の部署では仕事の連絡手段は電話かメールでした。
LINEのトーク機能はやはり情報漏洩の可能性があるので駄目だそうです。
しかし自分は本当に重要な事項以外はLINEでのやり取りで良いと思います。
例えばメリットとして
同じチャット機能を使用するにしても、返信がその1ページで完結。
LINEで一人一人に送れば既読未読がすぐ分かる。
メールの使い方を教えなくて済む(若者はそもそもメールを使わないから)
ていうかLINEでもメールでも漏洩する時は漏洩するだろ・・・。
部隊患者名簿
自衛隊には部隊患者名簿というものがある。
これは例えば隊員が風邪で通院した時や、怪我で入院した時に書く簿冊で、記載する内容は主に、氏名、年齢、生年月日、傷病名、通院した病院名などを書く。
もちろんこの簿冊も個人情報だ。
本来(?)ならば決められた担当者が第3者に渡らないように保管する必要がある。
しかし自分の部署(自衛隊全部?)ではこの簿冊を就業時間外は当直が保管するようになっていた。
詳しい規則を自分は把握していないので何とも言えないが、自衛隊ではそうなっているみたいだ。(自分の経験から見て)
なので当直は誰が何の病気で通院しているか等を全て把握することができる。
一目瞭然である。
しかしこれには自分は納得できない。
あれだけ個人情報を重要視していて、この部隊患者名簿だけは管理が雑である。
まして知られたくない病気を持っていて、通院している人も一定数いるはずだ。
例えば血圧が高いことを知られたくない人、或いは精神疾患を持っていて通院している人、もちろん女性隊員もいるので女性特有の病気など様々あると思う。
その個人情報が載っている簿冊が、見ようと思えば誰からでも見れる状況というのは、あまりにも管理が雑である。
禁止することばかりに目がいってしまい、やらなければいけない事を忘れている。
訓練に力を注ぐのは大いに結構だが、組織のコンプライアンスの強化をもっとするべきではないか、と思う今日この頃である。