伝統が必ずしも良いとは限らない。
こんばんわ!
つかおんです!
徐々に話していこうと思いますが、つかおんの職業は陸上自衛官です。
『ざっくり経歴』
H14年4月 入隊
H14年9月 偵察員として部隊配置
H23年8月 狙撃手(sniper)として狙撃班に配置
H27年8月 水陸両用作戦を担う西部方面普通科連隊(WAiR)に配置
H28年4月 原隊の本部に戻り、現在まで隊員の給与に関わる業務にあたる。
H31年6月 退職予定
である。
自分的には現場でも仕事したし庶務関係の仕事もある程度やったという自負はある。
そんな僕が陸上自衛隊に入隊して未だに理解できない文化??のようなものを今日は話していきたいと思う。
1『間稽古』
これなんだと思いますか?
ちなみに「まげいこ」と呼びます。
これ、いわゆる強制の朝練みたいなものです。
僕の職場では8時15分から17時00分までの7時間45分が勤務時間です。
でもこの間稽古ってやつは7時30分とか45分とかからはじまります。
内容としては
・ 体力錬成
・ 格闘錬成
・ 救急法の錬成
・ 防護マスクの取り扱いの錬成
などなどetc.......。
実施する内容に特に決まりはありません。
その時々必要だと思った事項を上司が立案をして部下が実行します。
でも仕事の開始時間はあくまで8時15分からです。
これだと16時30分くらいに終われば何も問題はないのだが、きっちり17時までやります。
そして、17時。ようやく終礼。そこから明日の指示事項等で、帰宅は17時30分以降になります。
9時間くらい働いてんだけど・・・。
隊員からは「やりたい奴だけやってくれよ!」
とか、
「仕事の開始時間は8時15分からだぞ!」
などのクレームがある。
当たり前である。
僕は1回、なぜ間稽古をやるのか聞いたことがある。
主「間稽古って何のためにやるんですか?そもそも仕事時間中にやれば何の問題も無いんじゃないですか?」
上「仕事時間中にできないからやってるんだよ。仕事時間中にやってる時間なんてないだろ。」
いやある!!笑
タバコ吸ってコーヒー飲んで喋ってる暇があるんだから絶対ある!!笑
と思ったが言うのをやめた。
頭の固い爺さんたちには分からないんだろう。
昭和の伝統なのか何なのか知らないが、1日も早くこの「間稽古」という存在がなくなってくれることを願う。
若者がかわいそうだ。。。
2『銃剣道』
陸上自衛隊にはいわゆる『3大戦技』というものがある。
陸上自衛隊を支えている伝統、いわば「幹」のようなものである。
1 銃剣道
2 格闘
3 持続走
格闘 → 何かあった時の対処要領やそもそもの格闘技術がつくので必要だね。うん。
持続走 → そもそも基礎体力が無いとやっていけない職業だし必要だね。うん。
銃剣道 →???????????????????????????????
何だ、銃剣道って?
木銃持って、「やあ!やあ!やあ!」
ムムム!???
それは何か役に立つのでしょうか・・・??
プライベートライアンの見過ぎだと思うんですけど。。。
今はもう情報戦です。
その訓練よりもパソコンの機能の1つでも覚えれば・・・。
伝統・・・。
うーむ、考えさせられますね。
AIやIoT、ブロックチェーンがきてるって時に
伝統を重んじてやっている、
伝統も時代の変化と共に変えていかなければならないと思います。